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私も「たつ」さんと同じことを感じたので書き込みします。
「シロウトにはわからない」という方向性は、スポーツ競技としてどうなのか疑問に思います。オリンピックの種目としてふさわしいのか、と。
他の競技では瞬き一瞬の差で勝敗は決まり、あるいは「人類が回せるのはここまで」という技で圧勝しています。シロウトでも極限に挑戦する身体能力の凄さを感じます。しかし、フィギュアは……?
例えば、NHKスペシャルの「ミラクルボディー」に、マイケル・フェルプスやシモン・アマンと並んで取り上げられるのが「ジュベールの4回転ジャンプ」であるように、誰もが客観的に、スポーツの要素として納得できるのは、フィギュアにおいてはやはり高難度のジャンプなのではないかと思います。
偉い人がこう言っている、ということなら、ストイコやサーシャがプルシェンコが金メダルだったと言っているのはどうなるのでしょう。誰かがこう言っている、という評価はあくまでも参考意見としてのみ取り入れたいと個人的には考えます。
現行採点が必ずしも悪いとは思いません。ただ、高難度のジャンプがあまりにもないがしろにされ、ジャッジの裁量でどうとでもなりそうなGOEや演技構成点で圧倒的な差がついているのを見ると、今後誰が勝っても素直に楽しめなくなるように思います。
日本の報道で、キム選手が4年前からルールにあわせてやってきた結果の高得点で、浅田選手はそれをやっていなかったように言われていますが、ずっと見ていてそれは違うと思います。
トリノ5輪だって新ルールでした。少なくともちょうど一年前の世界選手権、それまでとほとんど変わらないキム選手の得点がある日突然爆裂するまで、私は普通に楽しんで見ていました。エッジルールの厳密化や回転不足、ちまちま変わる採点基準に安藤選手や浅田選手をはじめ、多くの選手が苦しめられたことは、すでに多くの人が指摘していると思うので詳しくは書きません。そうしたことを全くふまえず、あまりにも「自国に厳しく他国(それもある特定の選手にのみ)に甘い」報道には、自国に厳しくということではすませられず、報道の倫理として非常に問題を感じます。
さて、私が今シーズンすばらしいと思ったのは、男子では全米選手権でのジェレミー・アボット選手のフリーです。冒頭に美しいクワドが一本、後は土怒濤のつなぎ技で、顔芸など挟む余裕はありません。女子では世界選手権での浅田真央選手のフリーです。「キレイだね」の一言で終わるのではなく、「何なんだろう、これ」という感動でした。誰もができない大技を2本決めた上にあのつなぎ技の美しさ、誰もができることを上手にやるのとは次元が違いすぎました。
どちらも濃密でストイックなプログラム、こうした演技に銀河点が出るなら新ルールにも納得します。
「シロウトにはわからない」という方向性は、スポーツ競技としてどうなのか疑問に思います。オリンピックの種目としてふさわしいのか、と。
他の競技では瞬き一瞬の差で勝敗は決まり、あるいは「人類が回せるのはここまで」という技で圧勝しています。シロウトでも極限に挑戦する身体能力の凄さを感じます。しかし、フィギュアは……?
例えば、NHKスペシャルの「ミラクルボディー」に、マイケル・フェルプスやシモン・アマンと並んで取り上げられるのが「ジュベールの4回転ジャンプ」であるように、誰もが客観的に、スポーツの要素として納得できるのは、フィギュアにおいてはやはり高難度のジャンプなのではないかと思います。
偉い人がこう言っている、ということなら、ストイコやサーシャがプルシェンコが金メダルだったと言っているのはどうなるのでしょう。誰かがこう言っている、という評価はあくまでも参考意見としてのみ取り入れたいと個人的には考えます。
現行採点が必ずしも悪いとは思いません。ただ、高難度のジャンプがあまりにもないがしろにされ、ジャッジの裁量でどうとでもなりそうなGOEや演技構成点で圧倒的な差がついているのを見ると、今後誰が勝っても素直に楽しめなくなるように思います。
日本の報道で、キム選手が4年前からルールにあわせてやってきた結果の高得点で、浅田選手はそれをやっていなかったように言われていますが、ずっと見ていてそれは違うと思います。
トリノ5輪だって新ルールでした。少なくともちょうど一年前の世界選手権、それまでとほとんど変わらないキム選手の得点がある日突然爆裂するまで、私は普通に楽しんで見ていました。エッジルールの厳密化や回転不足、ちまちま変わる採点基準に安藤選手や浅田選手をはじめ、多くの選手が苦しめられたことは、すでに多くの人が指摘していると思うので詳しくは書きません。そうしたことを全くふまえず、あまりにも「自国に厳しく他国(それもある特定の選手にのみ)に甘い」報道には、自国に厳しくということではすませられず、報道の倫理として非常に問題を感じます。
さて、私が今シーズンすばらしいと思ったのは、男子では全米選手権でのジェレミー・アボット選手のフリーです。冒頭に美しいクワドが一本、後は土怒濤のつなぎ技で、顔芸など挟む余裕はありません。女子では世界選手権での浅田真央選手のフリーです。「キレイだね」の一言で終わるのではなく、「何なんだろう、これ」という感動でした。誰もができない大技を2本決めた上にあのつなぎ技の美しさ、誰もができることを上手にやるのとは次元が違いすぎました。
どちらも濃密でストイックなプログラム、こうした演技に銀河点が出るなら新ルールにも納得します。