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私は、フィギュアは素人なのであまり詳しいことはいえませんが、
採点に疑惑を持って以来、少し勉強したのでそれを書いてみたいと思います。
間違いがあれば、どなたかご指摘下さい。

現在トップ争いをしている、浅田選手と長洲選手を例に出して、その比較で書いていこうと思います。
(金選手は、毎回彼女たちよりも高い点数が出るのですから、彼女たちより秀でているはずなので)

とりあえず、素人でも気づく点を書いてみます。

キム選手が最高判定のレベル4を獲得した、スピン。
浅田選手や長洲選手は、もう限界というほど腰が深くしずんで、
伸ばした足が曲がることなく、氷床と平行になっていて、素晴らしい。 ビューティフル。
また、どのスピンでも軸がブレず、同じ位置で回り続けていますね。(審査のポイントのひとつのようです)
キムヨナ選手は彼女たちほど腰が沈まず、腰が高いですし、特に秀でていないと思います。

I字スピンは、長洲選手は真っ直ぐでとても美しいですが、キムヨナ選手のI字はヒザが曲がっていて、これも特に秀でていません。

Y字スパイラルでも、他の選手のほうが足が上がっているし、特に秀でていないと思います。

なのに、スピンやスパイラルで他の選手より加点がついているのはなぜなのでしょうか。
「スピードがあるから」という意見も見ましたが、確かにキム選手はスピードがあることもありましたが、それはいつもではなく、特に演技の後半などは勢いは無いです。

また、たくさんの休憩(一息タイム)を演技中に入れているので、
スピードを出す体力が余っているのは当然だし、
浅田選手ほど技をつめこんでいないので、その分スピードが出せるのは当然だと思えます。

今の採点システムは、こういう「運動量」についてが、一切、まったく、審査に反映されていないと思います。
なので、たくさんの技をしたり、難しい技に挑戦して体力を消耗し、「疲れ(体力・精神ともに)」というリスクを持った選手は、とても不利です。
なので、判で押したように、同じ演技を披露するだけの選手が増えました。
難しい技に挑戦しても、あまり評価されず、下手したら自爆して悲惨な採点結果で終了です。(五輪のランビ選手のように)

また、キムヨナ選手は、どのスピンでも、よく軸がブレて回りながら位置が移動していますが、
それでも加点がたくさんついているということは、ジャッジはちゃんと演技を見ていないと思います。

ステップについては、浅田選手は 
気迫があったり(鐘)、軽やかで華やかだったり(仮面舞踏会)、気まぐれで軽快な小悪魔のようだったり(カプリース)、無垢で可憐だったり(幻想即興曲)と、
曲によって表情・雰囲気が全然違い、体全体でそれをめいっぱい表現していて、圧巻の演技です。
しかし、キムヨナ選手はどの曲でも演技のパターンがある程度決まっており、止まって休憩を入れてばかりで、
特に秀でていないどころか、同じ次元で語るのは浅田選手に失礼だと思えます。

ただ、ステップは、要素さえこなせば、どんなにグダグダな演技でも点数がつくのだそうです。
ですが、両者の表現力の違いは明らかです。
しかし、ジャッジの出した採点では、キムヨナ選手と浅田選手は「ほぼ同じ」で、全然差がありません。
驚かずにはいられません。
「表現力」という項目があるというのに、ジャッジは一体何を表現力として見ているのでしょうか???
ジャッジは、「表現力」「音楽の解釈」とはなんたるかを微塵も理解しておらず、自らのレベルの低さを晒しているようにしか見えません。

演技全体を通して見て、柔軟性の面でも、やはり長洲選手や浅田選手がダントヅであり、美しいです。
これだとキム選手の批判書き込みになってしまいそうなので、
キムヨナ選手の「これは」というものを見つけて書きたいのですが、
私個人では、特に秀でているものが見つけられず、ちょっと困ってしまいました。
キム選手の長所についての記載は、他の方におまかせします。

結局、キムヨナ選手には現状の演技のままで、スパイラル・ステップ・スピン・構成・表現などに女子最高の点数がついているわけなので、
他の選手はジャンプで差をつけるしかありません。

しかし、ご存知のとおり、キムヨナ選手がジャンプをおりれば、どのジャンプも1~3点の加点がポンポンとつきます。
選手が血のみじむ努力で練習してきたジャンプに対して、
ジャッジはちゃんと見たのか見てないのか分からないほど一瞬の操作で、
ペンタブで加点操作をポンポンやっていました。(バンキシャ取材映像にて)
あの操作で、いとも簡単に採点が上下してしまうと思うと、なんだかショックでした。

他の選手は、観客から見て完璧にキレイにおりて、回転不足でもないジャンプに、
加点無しどころか、マイナスをつけていたジャッジがいました。(今回の世界選手権でも浅田選手がそうでした)

過去数年間、キムヨナ選手のジャンプのミスはたくさん見逃され続けました。
他の選手はきっちり回っていても、ダウングレードを取られたりしました。
3年ほど前から、ファンはジャッジを不信に思うようになりました。

他の選手は、その厳しいジャッジにより「点がもらえないジャンプ」を封印するしかなくなりました。
キムヨナ選手の得意とする基礎点の高い3Lz+3Tを、多くの選手がプログラムにいれなくなったのは、その影響です。
そして多くの選手が封印したそのジャンプを、日本メディアは「キムヨナのジャンプ」と、
あたかもキム選手しか出来ないような言いぶりで公共の電波に乗せて流しました。
決して、「キム選手しかできない」のではありません。多くの選手ができます。

また、このジャンプは、現役女子では浅田選手しかできない難易度の高い3A+2Tより、基礎点が高いのです。
なぜこのようなルールになったのか、意味が分かりません。
今回のワールドで、ユーロスポーツの解説者が「採点システムが間違っている」とハッキリ言って下さいました。

また、ジャンプの跳び方は、選手によって個性がありますが、
いつからか、この「個性」が認められなくなりました。
以前は「高く、“または”、遠く」が評価基準だったのに、いつのまにか「高く、“そして”、遠く」になっていました。
高いだけのジャンプは評価されません。
浅田選手は、スピードに頼らずに、人並みはずれた脚力・筋力を使って「高さ」と「回転の速さ」でジャンプを決める選手です。
その浅田選手は、加点がもらいづらくなってしまいました。
一方、キム選手は、「スピード」と「飛距離」で時間を稼ぎ、ジャンプを決める選手なわけです。
素人がパッと見で、「迫力がある」と感じるのは、キム選手のジャンプでしょう。
カメラワークなどを使うと、尚 迫力を演出しやすいジャンプですよね。
2010/04/05(月) 18:39 No.38 EDIT DEL